FXの基礎知識(その22:FXチャートの読み方「オシレーター系指標:RCI」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(オシレーター系指標/MACD)」
を取り上げて、

・MACD=短期のEMA-長期のEMA
シグナル=MACDの単純移動平均(SMA)
で計算されること

・トレードでよく使われるMACDのサインとして、
●ダイバージェンス
ローソク足が上昇トレンド中なのにMACDが下降トレンド、
またはローソク足が下降トレンド中なのにMACDが上昇トレンド、
の時にローソク足のトレンドが転換するサイン、と捉える

●MACDがシグナルを下から上抜いた時は買い、
上から下抜いた時は売り

●MACD&シグナルがゼロラインと交差
MACD&シグナルがゼロラインと交差する時、
2本の線がゼロラインを上抜けば上昇トレンド継続、
(=短期・長期共に上昇トレンド)
下抜いた場合は下落トレンド継続、
(=短期・長期共に下降トレンド)

が使われることを紹介させてもらいました。

 

さてオシレーター系指標第2回目の今日は、
「RCI」を取り上げたいと思います。

RCIは、
値と時間の相関関係を指標にしたものです。

簡単に言うと、
RCIの値は-100~+100の間を推移し、
値が上昇を続けると+100%に近づき高値圏と判断し、
下落を続ければ-100%に近づいていき安値圏と判断します。

RCIは、当然計算期間を長くするほど滑らかになりますが、
値の動きに対してRCIの動きの遅れが大きくなっていきます。

 

[トレードでよく使われるRCIのサイン]
●RCIの向きを見て売買の判断をする。
トレンド転換のタイミングで、
RCIが底打ちして上がり始めたら「買い」、
下がり始めたら「売り」というように使うこともできます。
但しレンジ相場では、RCIも細かく上下するため、
連敗に繋がる事もあります。

●RCIの範囲も考慮して判断する。
先ほどのRCIの方向に加えて、
底打ちしてからすぐに買うのではなく、
-90%や-80%を越えてから「買う」とう方法もあります。
トレンドがある程度はっきりしてから「買える」ので、
だましを減らす策として機能することもあります。

 

[RCIの特徴]
値が上昇や下降し続けると、
RCIは100%または-100%に近い位置で張り付きになります。

強いトレンドが出ている時は、
トレンド方向にエントリーすることが王道ですので、
RCI指標を使ってエントリーする場合、

例えば、強い上昇トレンドが出ている時は、
短期のRCI(例えば期間8で設定)が
高い位置で反転した時に買う(=押し目買い)
といった方法があります。

なお、期間の違うRCIのゴールデンクロス、
デッドクロスで判断する方法もありますが、
個人的にはあまり機能しないようにも思います。
私は使っていませんが、興味があれば検証してみて下さい。

 

次回は、
「オシレーター系指標(ストキャスティクス)」について
ご紹介させていただきます。

 

次回も宜しくおつきあい下さい。

パチンコ黒歴史 ~パチンコ沼へ素潜り~

こんにちは。
FXのおかげで人生が変わったユウタです。

ここでは、昔話には書かなかった人生どん底だった頃の
パチンコ黒歴史を書いていきます。

 

~パチンコ沼へ素潜り~
バイト友達との付き合いで入ったパチンコ店で
絵に描いたようなビギナーズラックで
大勝してしまってからパチンコにドハマりし、
半年後には月80万円以上負けるほど、
どんどんエスカレートしていっていました。

しかし、
まだまだスピードを上げる勢いで
人生のくだり坂を転がり落ちていきます。

 

今思っても本当に不思議なのですが、
当時、借金しているというようなリアルな感覚がなく、
「どうすればパチンコをするお金が手に入るか」
「どうすればパチンコをしている気分が味わえるか」
ということばかり考えるようになっていました。

 

初めのころは
手っ取り早く実入りのいいバイトとして、
夜間の工事や警備員のバイトを
やるようになっていました。

でもだんだんエスカレートしてきて、
同じ警備員のバイトでも
人がガンガン交代していくような条件を探して
(アブナイ目に遭うとか「ガチで出る」など)
応募したり、
新薬の実験台になる治験のバイトなども
やるようになりました。

 

もし自分が女だったら、
迷うことなく風俗もやって
稼いだ金をつぎ込んでいたと思います。

当時はパチンコをするためだったら、
ニンゲンだろうが、オバケだろうが、
本当に怖いものなしでした。

 

しかし、

それでも、

バイト代が入った瞬間にお金は
どんどんパチンコへ消えていきました。。。

 

書いていて怖いくらいなのですが、
それでも当時は、
「ちょっとパチンコにハマりすぎかな?」
くらいの認識でした。

 

この頃から、
少しづつ、少しづつ、
精神的にもヤラれ始めてきていました。

 

ここまでの時点で、
書いている自分でもアホだと思うのですが、
実は、まだまだ人生のくだり坂を
転がっていきます。。。

FXの基礎知識(その21:FXチャートの読み方「オシレーター系指標:MACD」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(トレンド系指標/パラボリック)」
を取り上げて、

・放物線(SAR)と値が交差するポイントで
トレンド転換と考えてドテン
(=買っていたらポジション解消して売り、
売っていたらポジション解消して買い)
を繰り返す際に使用する

・SARが上昇中に下降しているローソク足と
交差したら売りサイン(買いは決済)

・SARが下降中に上昇しているローソク足と
交差したら買いサイン(売りは決済)

・大きなトレンドが出た時の指標として有効で、
トレンドが出ていない(レンジ相場)時は、
短期間に価格が上下する状態のため、
サイン通りで売買すると負けやすい。

という事を紹介させてもらいました。

 

前回でトレンド系の指標の紹介は、
一区切りとさせて頂きました。

トレードはシンプルで、
①チャートが向かいそうな(向かっている)方向
②向きが変わりそうな(変わった)タイミング
を知ろうとします。

主にトレンド系の指標は、チャートが向かう方向
(要は、上昇するのか下降するのか)
をみるための指標です。

トレンド系指標のラインナップで目移りしそうな時は、
自分がチャートの向きを知るならどれが使いやすいか、
という見方で考えてみて下さい。

 

さて今日からは、オシレーター系指標を紹介させてもらいます。
第1回目は「MACD(マックディー」を取り上げたいと思います。

MACDは、1979年に開発された比較的新しい分析方法です。

相場の勢いの収束と拡散を見るのですが、
もとは「指数平滑移動平均(EMA)]を使っているので、
トレンド系指標と言えなくもありません。

混乱してしまいやすいかもしれませんが、
シンプルに「FXで利益を上げる」という事を考えた場合、
言葉の使い方や指標の分類よりは、
「どんな目的でその指標を見るのか」が大事です。

 

オシレーター系指標として考える場合は、
相場の勢いを見るのに使いやすいか、という点で
考えてください。

MACDは、EMAの差から計算します。

MACD=短期のEMA-長期のEMA
シグナル=MACDの単純移動平均(SMA)
※短期の期間は9、長期の期間は26にすることが多いようです。

 

[トレードでよく使われるMACDのサイン]
●ダイバージェンス
ローソク足が上昇トレンド中なのにMACDが下降トレンド、
またはローソク足が下降トレンド中なのにMACDが上昇トレンド、
という時をダイバージェンス言い、
ローソク足のトレンドが転換するサイン、と捉えます。
(調べてもらうとわかりますが、必ず転換するわけではありません)

●MACDがシグナルを下から上抜いた時は買い、
上から下抜いた時は売りのサインとされます。

●MACD&シグナルがゼロラインと交差
MACD&シグナルがゼロラインと交差する時、
2本の線がゼロラインを上抜けば上昇トレンド継続、
(=短期・長期共に上昇トレンド)
下抜いた場合は下落トレンド継続、
(=短期・長期共に下降トレンド)
と捉えます。

 

一言でいうとオシレーター系指標は、
相場の勢いを見る事がメインになります。

いろいろ見比べてみて、自分が判断しやすいものを
選んでみて下さい。

 

次回は、
「オシレーター系指標(RCI)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その20:FXチャートの読み方「トレンド系指標:パラボリック」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

 

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

前回は
「FXチャートの読み方(トレンド系指標/一目均衡表)」
を取り上げて、

・一目均衡表は、ローソク足に加えて、時間的な遅れを
加味した「雲」を組み合わせて解釈すること。

・もともと相場の日足で使われていた方法なものの、
FXでは色々な時間足で使われていること

・一目均衡表を使った手法としては、
「基準線と転換線の交差」、「雲」、遅行スパンを
利用する考え方のほか、
具体的には、「三役好転」と「三役逆転」という
シグナルで取引する方法が知られていること

という事を紹介させてもらいました。

 

さて今日は、トレンド系指標最後の紹介となります。
「パラボリック」を取り上げたいと思います。

パラボリックは、J.W.ワイルダーという人が考案した
SAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインを使った
指標です。

SARで描かれた線が放物線を描くように見えるので
「パラボリック」と呼ばれています。

放物線(SAR)と値が交差するポイントで
トレンド転換と考えてドテン
(=買っていたらポジション解消して売り、
売っていたらポジション解消して買い)
を繰り返し行います。

SAR=(EP−前日のSAR)×AF+前日のSAR
EP=SARが買いを示している間は、その間の最高値。
売りを示している期間は、その間の最安値。
AF(加速因子) 通常は 0.02≦AF≦0.20 です。

[トレードでよく使われるパラボリックのサイン]
●SARが上昇中に下降しているローソク足と交差したら売り
●SARが下降中に上昇しているローソク足と交差したら買い

 

パラボリックは、長く続くトレンドが出た時は有効ですが、
トレンドが出ていない(レンジ相場)時は、
短期間に価格が上下する状態になるので、
負けまくります。

つまり、
長く続くトレンドが出た時に威力を発揮する指標です。

開発者の場合は、DMIという指標のADX(※)で
トレンドが出ているかを確認して、
パラボリックを使うのを奨めています。

※DMIのADX :
オシレーター系の指標で、トレンドの強さを表します。
上昇・下降どちらでもトレンドが出ている時は
値が上昇していきます。
ADXが下降している時はトレンドが出ていないと見ます。

 

いよいよ今回でトレンド系指標の説明は終わり、
次回からオシレーター系指標の説明になります。

 

次回は、
「オシレーター系指標(MACD)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その19:FXチャートの読み方「トレンド系指標:一目均衡表」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(トレンド系指標/ボリンジャーバンド)」
を取り上げて、

・単純移動平均線(SMA)1本と、
その上下に2本づつ値を統計処理して出す線の、
計5本の線からできている

・SMA以外の4本の線は、
標準偏差σ(シグマ)という値のばらつきを表す数値で
描かれていて、
-σ~+σの範囲に全体の68%の値が、
-2σ~+2σの範囲に全体の95%の値が、
-3σ~+3σの範囲に全体の99%の値が、
収まる。

・ボリンジャーバンドを使った手法としては、
「ブレークアウト狙い」

「2σ線を基準にした逆張り狙い」
がある

という事を紹介させてもらいました。

 

さて今日は、純日本製の手法、
「一目均衡表」を取り上げたいと思います。

以前にも少し紹介させていただきましたが、
一目均衡表は一目山人(本名:細田悟一)という日本人が
開発した手法です。

 

少し複雑ですが、ローソク足に加えて、
「雲」と呼ばれる時間的な遅れを加味したものを
組み合わせて解釈します。

[日足で一般的に使用する場合]
・基準線=(26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
・転換線=(9日間の最高値+9日間の最安値)÷2
・先行スパン1=(基準線+転換線)÷2を26日間先行させたもの
・先行スパン2=(52日間の最高値+52日間の最安値)÷2を26日間先行させたもの
・遅行スパン=当日の終値を26日遅行させたもの
・雲=先行スパン1と2に挟まれたエリア

 

[トレードでよく使われる一目均衡表のサイン]
●基準線と転換線の交差
転換線が短期の移動平均線、
基準線が長期の移動平均線の役割を果たしているので、
転換線が基準線を下から上抜けすると買い、
上から下抜けすると売りのサインになります。
ゴールデンクロス・デッドクロスと同じです。

●「雲」の利用
先行スパンで囲まれた範囲を「雲」と呼びます。
この「雲」は値が動く時の抵抗になると考え、
「雲」の厚みがあるほど抵抗が強い(=突き抜けにくい)
と考えます。

相場が雲の下にある時は、上値抵抗のある下落相場、
相場が雲の上にある時は、下値支持のある上昇相場
と考えます。

また、
雲がねじれているところは相場転換の目安になる
と考えます。

●遅行スパンの利用
終値を26日逆行させた遅行スパンがローソク足を
上抜いたら上昇転換、下抜いたら下降転換と考えます。

●三役好転
3つの条件がそろった状態を強い買い状態とする方法です。
・転換線が基準線を上抜く
・遅行スパンがローソク足を上抜く
・ローソク足が雲を上抜く

●三役逆転
三役好転の逆の状態を強い売りシグナルとする方法です。
・転換線が基準線を下抜く
・遅行スパンがローソク足を下抜く
・ローソク足が雲を下抜く

 

一目均衡表の特徴は、
時間の考え方を重視している点にあります。
少し複雑ですし、扱うには少しクセがありますが、
ボリンジャーバンド等の値を分析する指標との組み合わで、
かなり使いやすくなります。

この辺りからは個人の感覚によってくるので、
係数や組み合わせる指標はいくつか試してみて下さい。

 

少し余談になってしまいますが、
元々一目均衡表は株価の日足に適用されていたものの、
現在ではFXのいろいろな時間足でも使われています。

ポイントは、
出どころがどうであれ、
自分が使えるようであれば使い、
使えないのであれば捨てていく、
というところかと思います。

 

次回は、
「トレンド系指標(パラボリック)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その18:FXチャートの読み方「トレンド系指標:ボリンジャーバンド」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(トレンド系指標/移動平均線)」
を取り上げて、

・平均の計算の仕方が違う3種類の移動平均
SMA(単純平均)
WMA(加重平均)
EMA(指数平均)がある

・EMA>WMA>SMAの順で急激な動ぎに追従しやすい
(線の形が違う)

・平均をとる期間(移動平均の係数)でも形が変わる

・通常はどれか1つの移動平均線を選んで、
短期・中期・長期の3種類を表示させる
・トレードでよく使われる移動平均線のサイン
①ゴールデンクロス(短期の線が長期の線を下→上に突抜け)、
②デッドクロス(短期の線が長期の線を上→下に突抜け)、

を紹介させてもらいました。

 

さて今日は、
「ボリンジャーバンド」を取り上げたいと思います。

ボリンジャーバンドは、
米国人投資家のジョン・ボリンジャーという人が開発した、
相場の振れ幅(ボラティリティ)を統計学を使い予測して
チャート上に表示する方法です。

通常ボリンジャーバンドを表示させると、
昨日説明させてもらったSMA(単純移動平均線)と共に
上下に2本づつ線(通常の設定なら+2σ,+σ,-σ,-2σ)、
計5本の線が表示されます。

中央のSMAを挟む形で表示される、
上下2本づつの線がボリンジャーバンドの特徴です。

この線は、統計でばらつきを示す値である
標準偏差σ(シグマ)を描きます。

-σ~+σの範囲に全体の68%の値が、
-2σ~+2σの範囲に全体の95%の値が、
-3σ~+3σの範囲に全体の99%の値が、
収まります。

 

[トレードでよく使われるボリンジャーバンドのサイン]
●ブレークアウト狙い
相場の動きが小さい(トレンドがない)時は、
シグマのバンド幅は狭く、
相場の動きが大きくなる(トレンドが出てくる)と、
シグマのバンド幅が広がってきます。

つまり、
狭いバンド幅がぐっと広がる(=トレンド発生)と考えて、
トレンドが出た方向に売買し、
その後逆にバンド幅が狭まってきたら決済(ポジション解消)
する方法です。

通常、
±2σの線を終値で超えたらトレンド発生、
トレンドが出ていたのと逆の2σ線に触れたら決済、
と判定する事が多いようですが、
要は、
トレンドが出ている間の値動きの部分で利益を出す、
という考え方です。

余談ですが、
トレンドが出ている時は、
2σ線に沿っている感じでチャートが進むことが多く、
これは「バンドウォーク」と呼ばれています。

 

●2σ線を基準に逆張り
統計的にほとんどの値が±2σバンド線内に収まる、
ということを逆手に取った方法です。

要は、2σのバンド線を超えているのは
「異常な状態」と考えて、
方向転換することを狙って
値動きとは逆にポジションをとる手法です。

当然バンドウォークが起こった場合は、
チャートが一気に逆方向に進んでいくので、
そういった場合は早々に決済することになります。

脅かすわけではありませんが、
相場急変時は±3σのバンド線すら
ぶち抜いて動くことがありますので
その恐ろしさはしっかりとイメージして、
逆に触れたら必ず損切して下さい。

 

ちなみに、
ボリンジャー自身は値の分布の仕方などを根拠に
2σ線を基準に逆張りする方法を否定していますが、
上手く工夫して利益が出ることを確認できたら、
使うことは全く問題ありません。

相場で大事な事はただ1つ、
「その方法を使って自分が利益をだせるかどうか」
だけです。

 

次回は、
「トレンド系指標(一目均衡表)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その17:FXチャートの読み方「トレンド系指標:移動平均線」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(トレンド/オシレーター系指標の使い方)」
を取り上げて、

・トレンド系指標は主に相場が向かっている方向をみる
・オシレーター系指標は、トレンドの勢いをみる
・トレードする基準に特に決まったものはない。
(売買するタイミングも指標の使い方も自由)
・トレードルールは自分の肌に合うものを選ぶことが大事

という話をさせてもらいました。

 

いよいよ今日から様々なテクニカル指標の紹介に入っていきます。

まずは昨日紹介させてもらったやり方で構いませんので、
肌になじむトレードルール(どのタイミングで取引するかの基準)が
どんなものになりそうかイメージしてみて下さい。

 

さて今日からしばらく
トレンド系の指標を紹介させていただきます。
初日となる今日は王道中の王道、
「移動平均線」を取り上げたいと思います。

まずはじめに移動平均線を一言でいうと、
時間足のデータの平均を線でつないだものです。

 

ただし、一口に移動平均線といっても、
「平均の取り方」の違いによって3つの種類があり、
同じ種類の移動平均線でも、
「平均をとる期間」を変えると線の形が変わります。

 

[平均の取り方の違い](EMA、WMA、SMA)
平均の取り方には主に3種類あり、
SMAと呼ばれるシンプルに平均を取ったもの、
WMAと呼ばれる直近の値動きを重く扱う加重平均、
EMAと呼ばれるWMAよりも更に重みをつけた指数平均
があります。

平均をとる期間が同じ場合、
チャートがあまり変化いない(値動きが小さい時は
SMAもWMAもEMAもあまり変わりませんが、
変化が粗い(値動きが大きい)時は、
EMAやWMAの方がSMAより変化に追従しやすいため、
線の形が違ってきます。

[平均をとる期間の違い](指標の係数)
通常移動平均線は、
短期・中期・長期の3種類を表示させるのですが、
SMAでもEMAでも、当然の事ながら
どれくらいの期間の(過去データの)平均を計算するか、
で曲線が変わってきます。

例えば、
日足のチャートを考えた場合、
係数を5(=1週間)、20(=1か月)、240(=1年)
などが考えられますし、
1時間足のチャートを考えた場合、
係数を4(=4時間)、24(=1日)、120(=一週間)
などもあります。

 

[トレードでよく使われる移動平均線のサイン]
●ゴールデン・クロス
短期の線が、長期の線を下から上へ突き抜けることを指します。
長期的な動きに対して、短期的な動きが上昇しているため、
上昇の勢いが強い(=買いのサイン)として使われます。

●デッド・クロス
ゴールデン・クロスの逆です。
短期の線が、長期の線を上から下へ突き抜けることを指します。
長期的な値動きに対して、短期的に強く下落しているため、
下落の勢いが強い(=売りのサイン)として使われます。

 

ここで、これから1つだけ気を付けて頂きたいことがあります。

指標自体にしても係数(指標に入れる数値)にしても
あくまでトレードするタイミングを計る手段として使うだけなので
指標の種類や係数の数値をいじるのは、
ある程度のところで見切りをつけて下さい。

 

例えば、
ゴールデンクロスやデッドクロスを基準にしようとすると
タイミングが遅すぎる、といったことが言われたりします。
この辺りは個人の感覚によるところも大きいので、
突き抜けるまでトレードしない、とかといったものでもないのですが、
係数をいじりながら指標を杓子定規に扱っていると、
いつまでもトレードの練習に入れなくなってしまうのです。

 

私も初心者の頃やらかしてしまったのですが、
特殊な指標でオリジナルの係数を設定すれば
目印がわかりやすくて毎回勝てるような万能な指標が見つかるかも、
と色々指標や係数をいじりたくなってしまっていました。

これは、相場の世界で忠告されることが多い、
「聖杯探し(=毎回絶対勝てる条件探し)」に直結します。

 

相場には起こりやすいパターンはあっても、
必ずこうなる、という保障のないのが相場の世界です。
初めはこの「聖杯」がとても魅力的に思えてしまうのですが、
そんなものはまず存在しません。

にもかかわらず、
「もしかして自分だけは見つけられるかも・・・」
と考えたくなるのが、
この「聖杯探し」の恐ろしいところです。

聖杯なんかなくてもトレードで利益は十分出ますので、
気を付けて下さいね。

次回は、
「トレンド系指標(ボリンジャーバンド)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その16:FXチャートの読み方「トレンド系指標とオシレーター系指標」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(フィボナッチリトレースメント)」
を取り上げました。

・フィボナッチリトレースメントは、
フィボナッチ級数という数学のデータから
波の下げ止まりや上げどまり(要は波の反転)の
目星をつける

・直近の高値から安値(もしくは安値から高値)を結び、
その幅の0.236倍、0.382倍、0.5倍、0.618倍に
当たるところで反転しやすい

・エリオット波動の考え方で捉えた波に対して
波が反転するところを狙うような使い方ができる

という話をさせてもらいました。

 

これから、フィボナッチリトレースメントのような指標を
どんどん紹介させてもらいますが、
指標の種類は細かいものも含めると数百を超えます。

主なものを厳選して紹介しますので宜しくお付き合い下さい。

 

さて、
今日はその前に、
「指標の使い方」
について説明させてもらおうと思います。

私が今もよく使うトレードの要領も紹介させてもらいますので
最後までお付き合い下さい。

 

以前テクニカル指標の回で、

・指標には大きく分けて2つ、
トレンド系とオシレーター系と呼ばれるものがある

・トレンド系指標は、
主に上がったり・下がったりする方向を示す指標で、
方向感(トレンド)が出ているかどうかの基準に使う

・オシレーター系指標は、
トレンドの勢いがどれくらい出ているかを示す指標で、
買われすぎ・売られすぎの基準に使う

ということをお話させていただきました。

 

トレードというのは利益が上がればいいので、
そのための手段であるトレードする時のルールは
何でも構いません。

 

代表的なルールを2つ挙げるとすれば、

ルール1)
トレンドが反転しそうなタイミングを狙って入り、
トレンドが強くなり~弱くなって~逆に反転しだしたら出る

ルール2)
トレンドが始まったのを確認して入って、
トレンドが強くなり~弱くなったタイミングで出る

というものがあります。

 

一般的に言って、
ルール1だと「1回の利幅が大きくなるものの勝率が低く」
ルール2だと「1回の利幅が小さくなるものの勝率は高く」
なります。
(もちろん他に自分で思いついたオリジナルのルールがあれば
それでも構いません。)

 

ただし、ここで大事な事が1つあります。
それは後々の事まで考えて、
「ルールは自分の肌に合うものを選ぶ」という事です。

肌に合わないルールはなかなか繰り返せませんし、
やろうとするとどこかに無理がきます。

私は明らかに自分に合わないルールも
無理やり試していた時期があるのですが、
無駄なトレードをしてしまったり、
トレードする事自体が辛くなったりと、
まあ痛い目を見てきました。

 

トレードスキルは自転車に乗ったり、
車を運転したりといった技術と一緒で、
一度身に付けるとずーっと使い続けることができます。
ルールは、焦らずよく考えて決めて下さいね。

 

ちなみに、
私がよく使うのは「ルール1」で、
トレードする時は、
トレンド系もオシレーター系も両方指標はチェックして
出入り(売買)のタイミングを決めています。

 

指標のチェックは、トレンド系1つに絞る人も、
オシレーター系1つに絞る人もいるようですが、
初めは多少辛くてもトレンド系・オシレーター系どちらも
チェックするようにした方がやりやすいように思います。

 

いずれにしても、
必ず自分で試してみて肌に合うやり方にして下さいね。

 

次回は、
「トレンド系指標(移動平均線)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その15:FXチャートの読み方「フィボナッチ・リトレースメント」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

 

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

前回は「FXチャートの読み方(エリオット波動)」
を取り上げました。

・相場の動きにはサイクルが、
値動きには一定のリズムがあり、
チャートの大きな動きを捉えるための
知識として活用できる。

・上昇相場は、
推進5波「①上げ→②下げ→③上げ→④下げ→⑤上げ」の後、
調整3波「①’下げ→②’上げ→③’下げ」からなり、
推進波(上昇波)の各波の特徴として
①第1波=じりじりと動き、少しづつ方向性が出る。
②第2波=第1波の大半を打ち消す動き。株なら売買高が低下して収まる。
③第3波=通常一番大きく・長く続くことが多い。
④第4波=複雑に動き、乱高下が続く。
⑤第5波=急騰するような動きが多い(急落もしやすい)

・一つの波の中にも、同じように周期で動く波のパターンがある。

という話をさせてもらいました。

 

これまではチャート分析の理論など、
売った方がいいか/買った方がいいかというような
大きな考え方に近い部分の分析に向くものを
説明させてもらってきましたが、
いよいよ今日からは、
売買のタイミングを計るための指標について
取り上げていこうと思います。

 

第15回目の今日は、
「FXチャートの読み方(フィボナッチリトレースメント)」
について簡単に紹介させてもらいます。

フィボナッチリトレースメントというのは、
イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見した
フィボナッチ数列をトレードに使います。

波の下げ止まりや上げどまり(要は波の反転)の
目星をつけるという手法で、
直近の高値から安値(もしくは安値から高値)を結び、
その幅の0.236倍、0.382倍、0.5倍、0.618倍に
当たるところで反転しやすい、というものです。

昨日説明させてもらったエリオット波動と
組み合わせる形で使われることが多い指標で、
かなりよく知られた指標です。

ちなみに、
このフィボナッチ数列を使ったものは、
リトレースメントなどのレート(縦軸)以外に、
タイムゾーンという横軸の時間に当てはめるものもあります。

 

いろいろ書いてしまいましたが、
例えば
第3波の伸びる/反転するタイミングを計る時など、
綺麗なエリオット波動のパターンがみられたところで
ピッタリ当てはまったりする時があります。

この指標が肌に合う人も多くおられると思いますし、
よくわからない、と思われる方もおられると思います。

 

相場を見慣れてくると、
何となく自分の好きなチャートのパターンや
使いやすいと感じる(自分と相性が良い)指標が
わかってくると思います。

指標は、これからFXを続けていく限り続く、
あなたの傍にいる相棒のような存在です。

指標はフィボナッチリトレースメントだけではありませんし、
これからどんどんいろいろな指標を紹介していきますので、
妥協せずに自分がしっくりくるものを選んでください。

次回は、
「トレンド系とオシレーター系指標の使い方」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その14:FXチャートの読み方「エリオット波動」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

前回は「FXチャートの読み方(ダウ理論)」
を取り上げました。

・ダウ理論の基本的な考え方は、
マルチタイムフレーム分析やトレンドの考え方など
FXの一般的なチャート分析でも使われている。

・FXは株と違い全出来高がわからないため、
一部のルール(全出来高からトレンドを確認する)は
そのままでは使えないものもある。

・ダウ理論の中で有名なもの
「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する※」は
FXでもよく知られたルールで売買判断に使う人も多い

※上昇トレンドは高値・安値を切り上げ続ける限り続き、
下降トレンドは高値・安値を切り下げ続ける限り続く

という話をさせてもらいました。

 

さて第14回目の今日は、
「FXチャートの読み方(エリオット波動理論)」
について簡単に紹介させてもらいます。

これも歴史のあるチャート分析の考え方の一つですが、
アメリカのラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1947)
という人が発表し、戦後に再評価された分析法です。

 

エリオット波動の基本的な理論を一言でいうと、
「相場の動きにはサイクルがあり、
値動きには一定のリズムがある」
に集約されます。

理論自体は1000年単位の周期に関する見解(!)なども
含まれていて、正直壮大過ぎる部分もありますが、
その辺は割り切って下さい(笑)

 

パチンコでいうならば、
パチンコの換金所が運営されてもいい理屈なんかよりも
換金所というサービスを利用できることの方が大事
ですよね。

試してみて機能しそうなものは、
ありがたく活用させてもらいましょう。

 

それでは、エリオット波動の少し細かい説明に
入らせてもらいます。

「エリオット波動論」
・相場は、「上昇5波・下降3波」という周期性で動く

・上昇相場は、
推進5波「①上げ→②下げ→③上げ→④下げ→⑤上げ」の後、
調整3波「①’下げ→②’上げ→③’下げ」
からなる

・推進波(上昇波)の5つの特徴
①第1波=じりじりと動き、少しづつ方向性が出る。
②第2波=第1波の大半を打ち消す動き。株なら売買高が低下して収まる。
③第3波=通常一番大きく・長く続くことが多い。
④第4波=複雑に動き、乱高下が続く。
⑤第5波=急騰するような動きが多い(急落もしやすい)

・上昇5波の原則
第1、3、5波のうち、第3波が一番短くなることはない。
第1波の上昇を完全に打ち消すような第2波の下落はない。
第4波の下落が第1波の波の頂点を下回ることはない。

・一つの波を見た場合にも、同じ周期で動く
要は、相場の波のパターンができている
大きいパターンの中の1つを取り出すと、
小さいものが同じパターンで詰まっている
(=入れ子構造)になっている

・「エクステンション(=延長)」と呼ぶパターン崩れがある
→トレードで利益を出すことを最優先にする場合、
「パターン通りにならないことがある」ということ以上に
使える知識ではないため詳細は割愛します。

 

長くなってしまいましたが、
FXチャートでは「波」という性質を使う考え方が
よく出てきます。

一言でいうとFXチャートは、
「ゆっくりと上下しつつ動くパータン(=波)が
注目されることが多い」という事です。

逆に、一瞬一瞬の値動きは凸凹していることが多いので、
ご注意ください。

 

こういった相場の原則のような理論は、
チャートの大きな動きを捉えるための知識としては
無くてはならない知識です。

細かな部分は切り捨て、
大きな部分に絞って活するように考えてみて下さい。

 

次回は、
「フィボナッチリトレースメント」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。