日別アーカイブ: 2021年1月7日

FXの基礎知識(その24:FXチャートの読み方「オシレーター系指標:CCI」)

こんにちは。

FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説しています。

前回は
「FXチャートの読み方として、
(オシレーター系指標/ストキャスティクス)」
を取り上げて、

・ストキャスティクスには反応感度の違う3種類がある
①%Kと%Dで見るもの
②%DとSD(%Dの移動平均)で見るもの
③SDとSDスロー(SDの移動平均)でみるもの
※①→②→③となるにしたがって、
グラフはなめらかになり、シグナルは遅くなる

・トレードでよく使われるサイン
●%Dだけを使うもの
・%Dの数値の偏り
(80%以上で買われ過ぎなど)
・%Dの数値の偏りと、グラフの形状
(80%以上の位置で
ダブルトップ(M型)を形成すれば売りなど)

●%DとSDの組み合わせ
・%DとSDグラフの交差
20%以下で%DがSDを下から上抜けで買い
(高信頼で買い)など

●値に対するダイバージェンス
相場のトレンド方向とストキャスティクスの方向が
逆転している時、大きなトレンド転換と捉える。

が使われることをご紹介しました。

 

さてオシレーター系指標第4回目の今日は、
「CCI」を取り上げたいと思います。

[はじめに]
CCIは、もともとは商品相場の指標で
「商品チャネル指数」(Commodity Channel Index)
と呼ばれます。

CCIは相場の転換点を探すことが目的で、
値動きの変化量に対して値の乖離の程度を
指数化したものです。
(トレンドでもオシレータでも使う事ができます。)

 

[CCIの計算式]※日足の場合
一日の高値、安値、終値の平均値(=基準値)から、
基準値のn日間単純移動平均値(SMA)を算出し、
基準値と移動平均の値の差からn日の平均偏差を
算出します。

CCI=(基準値-基準値の移動平均値) / 0.015×平均偏差

係数nは任意ですが、一般的には20を良く使います。

[トレードでよく使われるCCIのサイン]
●-100%以下で推移後、-100%を上抜いた時に買い
●100%以上で推移後、100%を下抜いた時に売り
●値に対するダイバージェンス
高値ピーク更新時にCCIピークが切り下げたら売り
安値ピーク更新時にCCIピークが切り上げたら買い

 

オシレーター系指標を使ったトレード戦略は、
トレンド転換を狙ったものとなるので、
どれも同じような値動きを探し出すことになります。

当然のことながら、
頻繁にサインが出る指標を使う時は、
ダマしと呼ばれるパターン崩れをいかに避けるかが大事で、
あまりサインが出ない指標を使う時は、
忘れたころに出るサインをいかに見逃さないようにするかが
大事になってきます。

指標のサインは、
あくまでトレードする時の参考にするもので、
万能なものとして機能するものではないので、
注意していただければと思います。

 

次回は、
「オシレーター系指標(RVI)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。