日別アーカイブ: 2020年12月29日

FXの基礎知識(その22:FXチャートの読み方「オシレーター系指標:RCI」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(オシレーター系指標/MACD)」
を取り上げて、

・MACD=短期のEMA-長期のEMA
シグナル=MACDの単純移動平均(SMA)
で計算されること

・トレードでよく使われるMACDのサインとして、
●ダイバージェンス
ローソク足が上昇トレンド中なのにMACDが下降トレンド、
またはローソク足が下降トレンド中なのにMACDが上昇トレンド、
の時にローソク足のトレンドが転換するサイン、と捉える

●MACDがシグナルを下から上抜いた時は買い、
上から下抜いた時は売り

●MACD&シグナルがゼロラインと交差
MACD&シグナルがゼロラインと交差する時、
2本の線がゼロラインを上抜けば上昇トレンド継続、
(=短期・長期共に上昇トレンド)
下抜いた場合は下落トレンド継続、
(=短期・長期共に下降トレンド)

が使われることを紹介させてもらいました。

 

さてオシレーター系指標第2回目の今日は、
「RCI」を取り上げたいと思います。

RCIは、
値と時間の相関関係を指標にしたものです。

簡単に言うと、
RCIの値は-100~+100の間を推移し、
値が上昇を続けると+100%に近づき高値圏と判断し、
下落を続ければ-100%に近づいていき安値圏と判断します。

RCIは、当然計算期間を長くするほど滑らかになりますが、
値の動きに対してRCIの動きの遅れが大きくなっていきます。

 

[トレードでよく使われるRCIのサイン]
●RCIの向きを見て売買の判断をする。
トレンド転換のタイミングで、
RCIが底打ちして上がり始めたら「買い」、
下がり始めたら「売り」というように使うこともできます。
但しレンジ相場では、RCIも細かく上下するため、
連敗に繋がる事もあります。

●RCIの範囲も考慮して判断する。
先ほどのRCIの方向に加えて、
底打ちしてからすぐに買うのではなく、
-90%や-80%を越えてから「買う」とう方法もあります。
トレンドがある程度はっきりしてから「買える」ので、
だましを減らす策として機能することもあります。

 

[RCIの特徴]
値が上昇や下降し続けると、
RCIは100%または-100%に近い位置で張り付きになります。

強いトレンドが出ている時は、
トレンド方向にエントリーすることが王道ですので、
RCI指標を使ってエントリーする場合、

例えば、強い上昇トレンドが出ている時は、
短期のRCI(例えば期間8で設定)が
高い位置で反転した時に買う(=押し目買い)
といった方法があります。

なお、期間の違うRCIのゴールデンクロス、
デッドクロスで判断する方法もありますが、
個人的にはあまり機能しないようにも思います。
私は使っていませんが、興味があれば検証してみて下さい。

 

次回は、
「オシレーター系指標(ストキャスティクス)」について
ご紹介させていただきます。

 

次回も宜しくおつきあい下さい。