日別アーカイブ: 2020年12月14日

FXの基礎知識(その15:FXチャートの読み方「フィボナッチ・リトレースメント」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

 

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

前回は「FXチャートの読み方(エリオット波動)」
を取り上げました。

・相場の動きにはサイクルが、
値動きには一定のリズムがあり、
チャートの大きな動きを捉えるための
知識として活用できる。

・上昇相場は、
推進5波「①上げ→②下げ→③上げ→④下げ→⑤上げ」の後、
調整3波「①’下げ→②’上げ→③’下げ」からなり、
推進波(上昇波)の各波の特徴として
①第1波=じりじりと動き、少しづつ方向性が出る。
②第2波=第1波の大半を打ち消す動き。株なら売買高が低下して収まる。
③第3波=通常一番大きく・長く続くことが多い。
④第4波=複雑に動き、乱高下が続く。
⑤第5波=急騰するような動きが多い(急落もしやすい)

・一つの波の中にも、同じように周期で動く波のパターンがある。

という話をさせてもらいました。

 

これまではチャート分析の理論など、
売った方がいいか/買った方がいいかというような
大きな考え方に近い部分の分析に向くものを
説明させてもらってきましたが、
いよいよ今日からは、
売買のタイミングを計るための指標について
取り上げていこうと思います。

 

第15回目の今日は、
「FXチャートの読み方(フィボナッチリトレースメント)」
について簡単に紹介させてもらいます。

フィボナッチリトレースメントというのは、
イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見した
フィボナッチ数列をトレードに使います。

波の下げ止まりや上げどまり(要は波の反転)の
目星をつけるという手法で、
直近の高値から安値(もしくは安値から高値)を結び、
その幅の0.236倍、0.382倍、0.5倍、0.618倍に
当たるところで反転しやすい、というものです。

昨日説明させてもらったエリオット波動と
組み合わせる形で使われることが多い指標で、
かなりよく知られた指標です。

ちなみに、
このフィボナッチ数列を使ったものは、
リトレースメントなどのレート(縦軸)以外に、
タイムゾーンという横軸の時間に当てはめるものもあります。

 

いろいろ書いてしまいましたが、
例えば
第3波の伸びる/反転するタイミングを計る時など、
綺麗なエリオット波動のパターンがみられたところで
ピッタリ当てはまったりする時があります。

この指標が肌に合う人も多くおられると思いますし、
よくわからない、と思われる方もおられると思います。

 

相場を見慣れてくると、
何となく自分の好きなチャートのパターンや
使いやすいと感じる(自分と相性が良い)指標が
わかってくると思います。

指標は、これからFXを続けていく限り続く、
あなたの傍にいる相棒のような存在です。

指標はフィボナッチリトレースメントだけではありませんし、
これからどんどんいろいろな指標を紹介していきますので、
妥協せずに自分がしっくりくるものを選んでください。

次回は、
「トレンド系とオシレーター系指標の使い方」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。