こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。
ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。
前回は「FXチャートの読み方(酒田五法)」
を取り上げて、
・主な5パターンを紹介させてもらいました。
相場の天井を見極める「三山(さんざん)」
相場の底を見極める「三川(さんせん)」
値の飛び「空(窓)」をもとに反転を見極める
「三空(さんくう)」
相場の方向感が強いと判断する「三兵(さんぺい)」
方向感がでるまでの見極めをする「三法(さんぽう)」
・パターンだけにこだわるのではなく、
パターンが機能する場合なのかどうなのかを大事にする
という話をさせてもらいました。
さて第12回目の今日は、
「FXチャートの読み方(一目均衡表)」
について簡単に紹介させてもらいます。
今日紹介する一目均衡表は、
昨日紹介した酒田五法と同じく
日本発の罫線表分析法で
都新聞部長であった細田悟一(ペンネーム一目山人)が
発表したものです。
現在でも愛用する人が多い方法で、
期間の設定を足に合わせるなどして、
FXでも広く使われており、
海外でも「ICHIMOKU」として知られています。
具体的には、
折れ線グラフなど含めた以下5種類の線を組み合わせて
チャート分析を行います。
日足で考える場合、
転換線=(過去9日間の最高値+同最安値)÷2
基準線=(過去26日間の最高値+同最安値)÷2
先行スパン①={(転換値+基準値)÷2}を25日先にプロットしたもの
先行スパン②={(過去52日間における最高値+同最安値)÷2}を25日先にプロットしたもの
遅行スパン=(終値)を25日前にプロットしたもの
で先行スパン①と②の間に囲まれた
雲と呼ばれる部分も考慮します。
・転換線が基準線を上抜いたら「買い」
・遅行スパンがローソク足を上抜いたら「買い」
・ローソク足が雲を上抜いたら「買い」
・厚い雲は抜けにくい
サッと書かせていただきましたが、
実は解析方法はかなり複雑で、
一目山人直系の解説書でも
多くの解説書があり(一部絶版)、
習得するのには相当の時間がかかると思います。
時間的変化を考慮した分析方法なので、
便利といえば便利なのですが、
自分の身体の中に値動きの時間的な感覚を作る前に
一目均衡表に頼ろうとしてしまうと
係数の設定の沼にハマってしまい、
いつまでも係数をいじり続ける無限地獄に落ちます。
基本的な理論は他の分析方法にも共通するところが多く、
考え方を理解しておくことに損はないと思いますが、
個人的には他の指標で補えているのと、
一目均衡表が複雑すぎるのとが理由で使っていません。
この辺の感覚は、個人の得意不得意になってくると思います。
一目均衡表が肌に合うという人も多いと思いますので、
食わず嫌いはせず試してみて下さいね。
次回は、
「ダウ理論」について
ご紹介させていただきます。
次回も宜しくおつきあい下さい。