日別アーカイブ: 2020年11月28日

FXの基礎知識(その11:FXチャートの読み方「酒田五法」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は「FXチャートの読み方(テクニカル指標)」
を取り上げて、
・テクニカル指標には、
相場の方向を示す「トレンド系」と
相場の勢いの行き過ぎを示す「オシレーター系」
の2つがある。
・主要なトレンド系指標には、
移動平均線やボリンジャーバンドなどがある
・主要なオシレーター系指標には、
MACDやRSIなどがある
という話をさせてもらいました。

 

さて第11回目の今日は、
「FXチャートの読み方(酒田五法)」
について簡単に紹介させてもらいます。

FXチャートでは、
過去と現在の値動きのデータをもとに、
今後の値動きを考えるため、
値動きを解析して何とか有利に売買したい、
と誰もが考えます。

現在ではテクニカル指標と呼ばれる
色々な分析が編み出されていますが、
今日紹介する酒田五法は、
古くから伝わる日本発の分析方法です。

 

この酒田五法は、
出羽国(山形県酒田市)出身の
江戸時代の伝説的な相場師、
本間宗久が考案したといわれています。

その方法は、ケイ線分析の基本と呼ばれ、
チャートの形を基本的なパターンに分類して
ローソク足分析を行います。

 

パチンコでいうなら、
地元のパチプロに一人はいた
「ブッコミのテツのブッコミ打法」
とか
「シンさんのチョロ打ち打法」
などの超有名版「虎の巻」みたいなもの
といったところでしょうか。
(ちょっとネタが古いでしょうか。)

 

ともかく、
元々は米相場で使われていたものが
株でも、FXでも、と用いられていて、
主には5つのパターンが知られています。

 

「三山(さんざん)」
3回突破できなかった高値が
もう上がらないだろう、という予想で、
相場の天井を見極めるパターン

「三川(さんせん)」
3回突破できなかった安値が
もう下がらないだろう、という予想で、
相場の底を見極めるパターン

「三空(さんくう)」
ローソク足の値の飛び「空(窓)」をもとに、
突発的な値動きが3回続いたら
そろそろ反転しそうだろう、というパターン

「三兵(さんぺい)」
3本陰線や陽線が続いた時に
方向感が強いと判断して、
強い相場についていこうとするパターン

「三法(さんぽう)」
ローソク足が上下して動かない時は取引せず
相場が動き出したら取引を始める、
というパターン

 

あえてざっくり書かせてもらっていますが、
コメ相場の日足を基本に開発されたものにも関わらず
相場の動きの本質から見ると
いずれも納得できるものばかりです。

要は、ただパターンを信じ込むのではなく、
上手く使える場面を自分で見つけ出す
という感じです。

 

例えば、
大きな経済危機があった時の相場を考えてみて下さい。

日足で3本続いて窓があいたからと言って、
何も考えず「3空キタ~ (*´з`)♪」
といって取引する事を考えてみて下さい。

パターンだけを信じ込むのはヤバいですよね?

 

前提としてパターンが機能するかどうかを
見定めることはとても大事です。

次回も今回に続いて日本発の分析手法
「一目均衡表」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。