FXの基礎知識(その13:FXチャートの読み方「ダウ理論」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は「FXチャートの読み方(一目均衡表)」
を取り上げました。

・一目均衡表は、転換線・基準線・先行スパン①
先行スパン②・遅行スパン・雲からなること
・「買い(=上げ)」サインは、
転換線が基準線を上抜け
遅行スパンがローソク足を上抜け
ローソク足が雲を上抜け
※売りサインは逆
・厚い雲は抜けにくい
・複雑な指標ながら、根強いファンも多く、
一度は試してみる価値あり

という話をさせてもらいました。

さて第13回目の今日は、
「FXチャートの読み方(ダウ理論)」
について簡単に紹介させてもらいます。

これも歴史のあるチャート分析の方法ですが、
アメリカのチャールズ・ダウという人が発表した
市場での値動きを評価するための理論です。

「ダウ理論」
1.価格は全ての事象を織り込む
→需給に関するあらゆる事柄が価格に反映される、
つまりあらゆる影響がチャートに反映されている、
という考え方です。

2.トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される
→短期(1h~1か月)・中期(数週間~数か月)
長期(1年~数年)で
トレンドが相互に関連しているという考え方です。

FXでも異なる複数の時間足からトレンドを分析する
マルチタイムフレーム分析という方法があり、
考え方の本質は似ているといえます

3.主要なトレンドは3つの段階から形成される
→トレンドには先行期・追随期・利食い期の段階がある、
という考え方です。

お話しとしては、
追随期に買い、高くなったら売る形がイメージしやすいですが、
利食い期に飛びついて買わないという事がもっと大事です。

先行期:一部の投資家が買い始める。
(大口が買い玉を集めるため、穏やかに価格上昇)

追随期:先行期のトレンドに反応した投資家が買い始め、
市場全体が追随し価格が上昇する

利食い期:価格上昇を捉えた素人や初心者が参加し、
さらに価格が上昇する。

4.平均は相互に確認される必要がある
→複数の平均的な指標で同じトレンドが確認できなければ
明らかなトレンドを捉えることはできないという考え方です。

平均指標というわけではありませんが、
ドル円とユーロ円というように
同じような値動きをしやすい通貨ペアなど、
FXでも参考にできる部分もあります。

5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
→トレンド発生時には出来高も大きくなる、という意味ですが、
株とは違ってFXの場合は全体な出来高はわかりませんので、
使いにくくなっています。

6.トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
→上昇するトレンドは、
高値・安値を切り上げ続ける限り続き、
下降するトレンドは、
高値・安値を切り下げ続ける限り続く、
という考え方です。
これはかなり知名度のあるルールで、
売買判断に活用する人も多く、
取引の参考にすることができます。

FXでは普通全出来高を知ることはできませんし、
株のようなわけにはいかないものもありますが、
2の考え方に似たものはマルチタイムフレーム分析といって
時間の違うチャートを組み合わせて分析する方法として
使われていたりします。

ちなみに、
ダウ理論をトレードで実践的に使う場合、
6の理論をトレンドが続いているかの基準として
使うことが多いです。

相場では「絶対こうなる!」
ということはありませんが、
天気予報のような要領で
トレードの参考にするという感じです。

チャートを見てみてしっくりくるようでしたら
是非活用して下さい。

次回は、
「エリオット波動論」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

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