FXの基礎知識(その30:エントリーの考え方 ①)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家のユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説しています。

 

前回は
「線を引く時のコツと注意点」について、

・大まかなチャートの形をイメージして描く

・線を引く値の基準は1つに決める
(終値でも高値安値でもどちらでも可)

・大事なのは線を引く時の自分感覚

の3つのポイントをお伝えさせて頂きました。

今日からいよいよ、
「エントリーの考え方(1)」
に入っていきます。

一口でエントリーの考え方と言っても
細かく説明すると膨大になってしまいますので、
まずはシンプルかつ重要なところから説明します。

 

[エントリー方法の種類]
エントリーは大きく分けると2つ、
「順張り」と「逆張り」とにわけられます。

玉の大きさなど手法による細かな違いはあるものの、
基本原理として使うのは、この2種類しかありません。

 

[順張りとは]
市場のトレンドが出ている方向に沿って
エントリーする方法です。

例えば上昇トレンドが出ている場合、
買いでエントリーするのが「順張り」です。

ブレークアウトと呼ばれるような、
一定の値を突破したタイミングでエントリーするような方法もありますが、
要はトレンドが出ている方向にエントリーする「順張り」の一種です。

[逆張りとは]
市場のトレンドとは逆方向に
エントリーする方法です。

例えば上昇トレンドが出ている場合、
値が伸びきった頃を見計らって
売りでエントリーするのが「逆張り」です。

また、
レンジ相場でレンジ端まで値が来た時に、
反転すると考えて逆方向側へエントリー、
といった手法も「逆張り」と呼ばれます。

 

要は、
・順張りは、勢いがある時にその勢いに乗る
・逆張りは、勢いがなくなった時に反転する勢いへ乗る
という事です。

 

ここが身体にしみこんでいるかどうかが
FXの初めの関門で、
ここをしっかり理解してもらえていると
細かい部分はスーッと理解していただけると思います。

ですので、
「ふーん。そんなの当たり前。」
と見逃さないようにしてください。

 

次回からエントリーの細かい手法について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その29:FXチャートの分析「ライン分析(線の引き方の秘訣)」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家のユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説しています。

 

前回は
「線を引いて相場分析をする方法(ライン分析)」について、

・チャートの動きを波のようにとらえて
分析する

・波の動きの上限と下限に線を引いて
(サポートラインとチャネルライン)
波の振れ幅を明らかにすること

・波が跳ね返されているような値のところに
水平ラインを引くこと

の3つがポイントであることをご紹介しました。

 

今日はライン分析の要となる、
「線(ライン)の引き方のコツと注意点」について
ご紹介いたします。

 

[終値で引くのか、高値安値で引くのか]
傾きを分析するチャネルラインとトレンドラインは
2本のライン平行になるように引きますが、
そうすると、
終値を基準にするか
高値安値を基準にするかで迷われるかもしれません。

また水平ラインは傾きすらないので物凄くシンプルですが、
それゆえに迷われるかもしれません。

 

先に結論からお伝えしますと、
どちらの方法でもトレードで収益を上げることは可能です。

私は終値で引いていますが、
高値安値で引くトレーダーも知っています。

ただしルールとして、
終値で引くならどんな時も終値で引き、
高値安値で引くならどんな時も高値安値で引く、
という統一感は大事にして下さい。

 

[線の長さはどれくらいの長さで引くのか]
決まった長さはありませんが、
あまりに短すぎる線を引いてもトレードに使えませんので
短期間で区切りすぎないようにします。

おおまかなチャートの形をイメージしながら
描くようにすると短期間で上手く引けるようになるはずです。

 

沢山線を引きまくることで、
自分が引きやすい基準が見つかってきます。

「こう引けばいい」
と基準を決められるといいのですが、
人によってフィットする感覚が違うため、
「数値を元にこう引けばいい」という風には決められません。

でも1つだけ確実なのは、
「引いた線が、自分の感覚でしっくりくるかどうか」
がとても大事です。

 

細かい説明は省かせていただきますが、
これはトレーダーとしてこの先長く続けていくのであれば、
絶対に外せないポイントになります。

トレードを始めたばかりの方は、
「もっと決まった引き方があるんだろう!」
「秘密の引き方があるはずだ!」
と思う方もおられると思います。
(当時、私もそう思っていました。)

でも、
トレードでコンスタントに勝てるようになった頃には、
「確かにそうとしか言えない。」
という事がわかって貰えるはずです。

 

そろそろこの辺で、
FXで稼ごうと考えた人の半分くらいが脱落すると思いますが、
だからこそ逆に、
ここを乗り越えれば並みいるライバルを一気に抜き去って
かなり有利になります。

 

次回は、いよいよトレードの核となる
「エントリーの考え方」
についてご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

パチンコ→FXの鉄板パターン

こんにちは。
ユウタです。

世間では不況の嵐が吹き荒れていますね。
本当に厳しい時代になったと思います。

 

業界全体があおりを受けているところもありますし、
いっそのこと今のうちに転職をしようか、
と考えている方もおられると思います。

ただこのご時世、
転職するような博打を打つくらいなら、
現状維持しつつFXなどの副業で収入源を確保する事を
おススメします。

特にFXのような投資系の収入源は、
一度マスターするとずっと使えますし、
いざという時には専業になる道もあります。

パチンコも一度技術を身に付ければ
ある程度収入が保証されるとは思いますが、
FXなら換金率や玉の値段にも左右されません。

とにかくトレードを繰り返していくと、
初めの資金が少額であろうと
どんどん収入を増やしていくこともできます。

それこそ、
パチンコの軍資金1万円からでも始められるものが、
副業というには充分すぎる収入になりえるというのは
パチンコに限らず他の職業にはない魅力だと思います。

 

パチンカーとしての経験を振り返った時、
サイクルの早いお金のやり取りに慣れていたり、
台を打ち始めたら自分にできることが限られている、
といったことを身体で体験できていたりと、
賭け事をしない人に比べると、
本当に有利だなぁと感じることがいくつもあります。

 

多分、パチンコをやっていなければ
FXをやろうなどとは考えなかったでしょうし、
例え手を出したとしても、
バイトのような仕事と同じと勘違いして
FXの恐ろしさを知らずに、
ドツボにハマって地獄を見ていた可能性が高いと思います。

そう考えると、
何事も出会いというのは大事だなあと思います。

FXの基礎知識(その28:FXチャートの分析「ライン分析」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家のユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説しています。

 

前回は
「FXチャートの読み方として環境認識」について、

・環境認識というのは、
相場の状態がどうなっているのかを分析すること

・相場の状態は、大きく3つ、
上昇トレンド・下降トレンド・レンジ
になる。

・トレンドが出ている時はトレンドに沿った方向だけ
取引するとかなりの利益が積みあがる

ことを紹介させてもらいました。

 

今日は環境認識に欠かせない、
「線を引いて相場分析をする方法(ライン分析)」について
紹介させてもらいます。

チャートに線を引くのは、
トレンドが出たかどうかを判断するために
使います。

要は、
指標のシグナルが出た時に
トレンドが出ていると思えばトレードし、
出ていないと思えばトレードしない、
という形で利用し、
トレードを自分に有利なものにするわけです。

 

実は、
この「チャートに線を引く」という技術は奥が深く、
極めていくと、
これだけでもトレードができてしまうくらい
強力な方法です。

 

下降トレンドが出ているチャートを見て下さい。
ここに書いている
赤線がサポートライン
青線がチャネルライン
そして緑線が水平ラインと呼ばれるものです。

 

この線(ライン)で大事なポイントは
2つあります。

1つは、
サポートラインとチャネルラインで
波打ちながら下降していっている
トレンドをつかむことと、

もう1つは、
水平ラインで跳ね返されやすいポイントを
掴むことです。

 

初めは全然違うところに
線を引いてしまうこともあると思いますが、
繰り返していっていると
だんだん感覚が掴めてくると思います。

コツは、
あまり細かく見すぎず、
チャートを大きく見て線を引くことです。

もし知り合いにトレーダーがいる方は、
その人に線の引き方を仕込んでもらうと
マスターは早いと思います。

これはパチンコでいう釘読みみたいなもので
コツはありますが正しい方法で繰り返せば
必ずできるようになります。

 

次回は、
「ラインを引く時の注意点」
について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その27:FXチャートの分析「環境認識」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家のユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説しています。

前回は
「FXチャートの読み方として指標まとめ」
として、

・主な指標として、
 トレンド系(相場の方向を見る)と
 オシレーター系(相場の勢いの行き過ぎを見る)の
 2種類がある。

・指標をいくつも表示させると、
 いざトレードする時に混乱するので避け、
 自分なりに納得できる指標1つか2つに絞ってみる

・おススメは、トレンド系とオシレーター系指標を1つづつ

ということを紹介させてもらいました。

さて今日からは、
「環境認識」というスキルについて
簡単に紹介させてもらいます。

FXなどの投資を始めた人が勘違いしやすいのが、
いくつか指標を知って、シグナルさえわかれば
楽勝で勝てそうに感じてしまうという点です。

もちろん、
指標のシグナルだけでもトレードはできるのですが、
買う時は、上昇トレンドでシグナルが出た時だけ
トレードした方が圧倒的に有利です。

ともすると、
資産の増えるスピードがショボいように思えてしまうのですが、
投資は後になると資産は恐ろしいほどの額で増えていきます。
なので、全く焦る必要はありませんし、
本当に勝ち戦だけ出陣すればOKです。

少し簡単な例を挙げて具体的に考えてみます。

・買いでエントリー(上昇トレンドで勝ちやすい)する仮定で
  上昇トレンドの時は2勝1敗
  下降トレンドの時は1勝2敗の成績になるとし、
  損益は50,000円の勝ちか負けとします。

上昇トレンドと下降トレンド、どちらも3回づつ勝負し、
以下のような結果になったとします。
  勝ち    上昇トレンド  +50,000円
  勝ち    上昇トレンド  +50,000円
● 負け    下降トレンド  -50,000円
  負け    上昇トレンド  -50,000円
● 負け    下降トレンド  -50,000円
  勝ち    上昇トレンド  +50,000円
● 勝ち    下降トレンド  +50,000円

ここでトータルの損益を計算すると、
 上昇トレンドだけトレード:+100,000円
 全部トレード : +50,000円
で合計50,000円の差益が出てきます。

たった50,000円の損益を比べるトレードで
利益は倍半分違ってきます。

トレンドが必ず読める、というわけではなくとも、
不利な勝負を避けるメリットを感じてもらえると思います。

そして、
この大きく損益を分けるのが、
相場が上昇/下降のどちらに向かうかの目星をつける
「環境認識」というスキルです。

しかしスキルと言っても
難解なものではありません。

相場にはいくつかのパターンがあるので、
指標を参考にしたり、
チャートに自分で線を引いたりしながら、
今相場の状態を分析していくだけです。

それでも、
やるやらないで天と地ほどの違いがありますし、
FXトレードの必須スキルと言っても過言ではありません。

少しづつ環境認識を行う方法を
ご紹介していきますので、
ぜひマスターしてください。

次回から、
環境分析の方法として
「線を引いて相場分析をする方法」を
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その26:FXチャートの読み方「まとめ」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方として、
(オシレーター系指標/RVI)」
を取り上げて、

・変動率の拡大と縮小を判断するための指数で、
値動きのエネルギーを変化量で図る

・トレードでよく使われるサイン
●RVIがシグナルラインを下から上抜いたら「買い」
●RVIがシグナルラインを上から下抜いたら「売り」

・RVIを使う時の注意点
反転を狙う指標のためトレンド相場では機能せず、
レンジ相場で機能する。

ことを紹介させてもらいました。

 

さて今日は、
今までご紹介した指標について
まとめたいと思います。

 

数百種類とも言われる指標には、
トレンド系(相場の方向を見るもの)と
オシレーター系(相場の勢いの行き過ぎを見るもの)の
2種類があります。

指標選びの基準は、
「トレードする時に自分が使いやすいもの」
です。

自分がトレードで使う指標を決めるのは、
パチンコで自分が遊ぶ台のスペックを選ぶようなもので、
勝ち負けにはあまり関係しません。

まずは、
「これ!」
という自分なりに納得できる指標を
1つか2つに絞って、
係数を色々変えてしっくりくるものを選んで下さい。

 

個人的には、
・トレンド系1つ(相場の方向を見る)
・オシレーター系1つ(相場の勢いの行き過ぎを見る)
の計2つを使う方法がおススメです。

ちなみに、
同時に4つや5つの指標を表示させたくなるかもしれませんが、
いざトレードする時に混乱してしまうのでおススメしません。

 

いかがでしたでしょうか。
主だった指標をご紹介させていただきましたが、
大事なのは
指標の種類をたくさん知っている事ではなく、
知っている指標は少数でもいいので、
詳しく知り、使いこなす(=指標を使って稼ぐ)ことです。

 

トレードに必要な知識は指標だけではありませんが、
指標は物凄い数がありますので、
実際に稼ぐことなく、ずっと指標探しを続けることも
できてしまいます。

ときどき知り合いから相談されるのですが、
FXを独学で習得しようとする最中で、
指標探しの迷路にハマっている人をよく見かけます。
気を付けて下さいね。

 

次回からは、
指標に加えてトレードに不可欠な
「相場の環境認識」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その25:FXチャートの読み方「オシレーター系指標:RVI」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方として、
(オシレーター系指標/CCI)」
を取り上げて、

・値動きの変化量に対して値の乖離の程度を
指数化したもので、相場の転換点を探すために使う

・トレードでよく使われるサイン
●-100%以下で推移後、-100%を上抜いた時に買い
●100%以上で推移後、100%を下抜いた時に売り
●値に対するダイバージェンス
高値ピーク更新時にCCIピークが切り下げたら売り
安値ピーク更新時にCCIピークが切り上げたら買い

が使われることを紹介させてもらいました。

 

さてオシレーター系指標第5回目の今日は、
「RVI」を取り上げたいと思います。

[はじめに]
RVIは、「相対活力指数」
(Relative Vigor Index)
と呼ばれています。

文字通り、変動率(ボラティリティ)の拡大と
縮小を判断するための指数で、
1993年とかなり最近に開発された指数で、
上昇トレンドの相場は終値が始値が高く、
下降トレンドの相場は終値が始値が低いと考えて、
値が変化するエネルギーを変化量で図ります。

 

[RVIの計算式]※日足の場合

RVI =(終値−始値)/(高値−安値)ですが、
通常はRVIの4対称加重移動平均であることが多いです。

RVI=分子/分母
分子=(終値−始値)+2×(1本前の終値−1本前の始値)+2×(2本前の終値−2本前の始値)+(3本前の終値−3本前の始値)
分母=(高値−安値)+2×(1本前の高値−1本前の安値)+2×(2本前の高値−2本前の安値)+(3本前の高値−3本前の安値)

シグナル= (RVI単純移動平均+2* RVIaverage-1 +2* RVIaverage-2 + RVIaverage-3)/6
4対称加重移動平均線です。:

シグナルライン=RVI+(2×1本前のRVI)+(2×2本前のRVI)+3本前のRVI6 シグナルライン=\frac{RVI+(2×1本前のRVI)+(2×2本前のRVI)+3本前のRVI}/6
nは通常10が一般的です。

 

[トレードでよく使われるRVIのサイン]
●RVIがシグナルラインを下から上抜いたら「買い」
●RVIがシグナルラインを上から下抜いたら「売り」

 

[RVIの注意点]
RVIは他のオシレーター系の指標と同じく、
反転を狙う指標ですので、
一方向に進む(=反転しない)相場、
つまりトレンド相場では機能せず、
レンジ相場で使う指標ですので注意して下さい。

 

次回は、
「指標の使い方(まとめ)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

FXの基礎知識(その24:FXチャートの読み方「オシレーター系指標:CCI」)

こんにちは。

FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説しています。

前回は
「FXチャートの読み方として、
(オシレーター系指標/ストキャスティクス)」
を取り上げて、

・ストキャスティクスには反応感度の違う3種類がある
①%Kと%Dで見るもの
②%DとSD(%Dの移動平均)で見るもの
③SDとSDスロー(SDの移動平均)でみるもの
※①→②→③となるにしたがって、
グラフはなめらかになり、シグナルは遅くなる

・トレードでよく使われるサイン
●%Dだけを使うもの
・%Dの数値の偏り
(80%以上で買われ過ぎなど)
・%Dの数値の偏りと、グラフの形状
(80%以上の位置で
ダブルトップ(M型)を形成すれば売りなど)

●%DとSDの組み合わせ
・%DとSDグラフの交差
20%以下で%DがSDを下から上抜けで買い
(高信頼で買い)など

●値に対するダイバージェンス
相場のトレンド方向とストキャスティクスの方向が
逆転している時、大きなトレンド転換と捉える。

が使われることをご紹介しました。

 

さてオシレーター系指標第4回目の今日は、
「CCI」を取り上げたいと思います。

[はじめに]
CCIは、もともとは商品相場の指標で
「商品チャネル指数」(Commodity Channel Index)
と呼ばれます。

CCIは相場の転換点を探すことが目的で、
値動きの変化量に対して値の乖離の程度を
指数化したものです。
(トレンドでもオシレータでも使う事ができます。)

 

[CCIの計算式]※日足の場合
一日の高値、安値、終値の平均値(=基準値)から、
基準値のn日間単純移動平均値(SMA)を算出し、
基準値と移動平均の値の差からn日の平均偏差を
算出します。

CCI=(基準値-基準値の移動平均値) / 0.015×平均偏差

係数nは任意ですが、一般的には20を良く使います。

[トレードでよく使われるCCIのサイン]
●-100%以下で推移後、-100%を上抜いた時に買い
●100%以上で推移後、100%を下抜いた時に売り
●値に対するダイバージェンス
高値ピーク更新時にCCIピークが切り下げたら売り
安値ピーク更新時にCCIピークが切り上げたら買い

 

オシレーター系指標を使ったトレード戦略は、
トレンド転換を狙ったものとなるので、
どれも同じような値動きを探し出すことになります。

当然のことながら、
頻繁にサインが出る指標を使う時は、
ダマしと呼ばれるパターン崩れをいかに避けるかが大事で、
あまりサインが出ない指標を使う時は、
忘れたころに出るサインをいかに見逃さないようにするかが
大事になってきます。

指標のサインは、
あくまでトレードする時の参考にするもので、
万能なものとして機能するものではないので、
注意していただければと思います。

 

次回は、
「オシレーター系指標(RVI)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。

今年もよろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。
ユウタです。

今年もよろしくお願いいたします。

この時期の活動はトレーダーによって
まちまちのようですが、
私は明日から本格始動です。

 

FXは年末年始は流通量が少なくなり、
突然急落したり急騰したりと、
予想外の動きをするリスクが高い事もありますが、
何より今年1年間戦い抜くのに
自分の心身をしっかりメンテナンスするため、
リアルトレードは一切やりません。

トレードは肉体は使いませんが、
かなりメンタルを使う仕事なので、
心身はしっかりメンテナンスして下さいね。

 

今年も例年どおり、
年末は年収支のまとめなどでバタバタしたものの
年始から休みモードに入りました。

この時期、普段は何もせずにぼーっとして過ごすのですが、
久しぶりに元旦~4日まではパチンコに行き、
今日はオフにしてしっかり休んでいます。

パチンコは元旦から昨日まで4日間打って
4円のデジパチの連チャンで積み上げた+3万円を
1円のMAX台で2000回超のはまりで掃き出して
収支的にはほぼトントンだったのですが、
久しぶりにパチンコの醍醐味を楽しんできました。

少し真面目な話ですが、
FXトレードの規模がそれなりになってくると
痛みの小さい事で定期的に痛みを味わっておくことが
大事になってきます。

油断は絶対しないから大丈夫という人は
いいかもしれませんが、
あまり肌になじまなかったので、
定期的に少額パチンコを打って、
「ハマり」か「大連チャン」を体験することにしています。

「確率はあくまで確率。嘘みたいにハマる時はある」
というのはパチンコだと手軽に体験できます。

FXは熱くなったら「ほぼ100%負け」ます。

なので、
いかに冷静に勝負できるか、はかなり重要です。

また明日からFXの世界に戻ります。

FXの基礎知識(その23:FXチャートの読み方「オシレーター系指標:ストキャスティクス」)

こんにちは。
FXに目覚めてパチンコ漬けの生活を抜け出し、
現在は投資家の道を歩み始ているユウタです。

ここでは初めてFXに触れる方向けに、
少しづつFXの基礎知識を解説させてもらっています。

 

前回は
「FXチャートの読み方(オシレーター系指標/RCI)」
を取り上げて、

・RCIは、値と時間の相関関係を指標にしたもので、
値が上昇を続けると+100%に近づき高値圏と判断し、
下落を続ければ-100%に近づいていき安値圏と判断する。

・RCIは、計算期間を長くするほど滑らかになる一方、
値の動きに対してRCIの動きの遅れは大きくなる。

・トレードでよく使われるRCIのサイン
●RCIの向き=トレンド方向として売買判断をする。
●RCIの向きに加えて範囲(-90%や-80%)を考慮して
売買の判断とする。
●RCIの値が+100や-100に張り付いている時、
短期のRCI(例えば期間8で設定)が高い位置で
反転した時にトレンド方向に沿って売買する

ということを紹介させてもらいました。

 

さてオシレーター系指標第3回目の今日は、
「ストキャスティクス」を取り上げたいと思います。

ストキャスティクスは、トレンドがない相場の時に、
相場の勢いがなくなってきた所(売られ過ぎ、買われ過ぎ)を
判断するための指標です。

RCIなどはオシレーター系指標といいつつ、
トレンドの方向を見使われることもありますが、
ストキャスティクスは、トレンドの方向を見る事には
使われません。

 

・ストキャスティックスはラインは3つの種類があります。
1つ目は、
ファストストキャスティクスと呼ばれる「%K」「%D」の2つで、
下の計算式で算出されます。

%K=(今日の終値-過去m期間の最安値)/(過去m期間の最高値-過去m期間の最安値)
通常、m(係数)は5とすることが多いようです。
%D=(n期間のストキャスティクスの分子の移動平均)/(n期間のストキャスティクスの分母の移動平均)
普通、nの係数は3が使われます。

2つ目は、
スローストキャスティクスと呼ばれる、%DとSDの2つです、
%Dは1つ目の同じもので、
SDは%Dの移動平均(通常係数は3)です。

3つ目は、
SDスローと呼ばれるもので、SDとSDスロー、
SDは2つ目と同じもので、
SDスローはSDの移動平均(通常係数は3)です。

1つ目に比べて、2つ目・3つ目は反応が滑らかになる一方で、
売買シグナルは遅れます。

 

[トレードでよく使われるストキャスティクスのサイン]
●%Dだけを使うサイン
・%Dの数値が一定以上の範囲に偏った場合をサインに使う
(例えば、80%以上で買われ過ぎ、20%以下で売られ過ぎ)
・%Dの数値に加えて、特定の形状になった場合をサインに使う
(例えば、80%以上の位置でダブルトップ(M型)を形成すれば売り、
20%以下の位置でダブルボトム(W型)を形成すれば買いなど)

●%DとSDの組み合わせ
・%DがSDを下から上抜けたら買い、上から下抜けたら売り
20%以下で%DがSDを下から上抜け(高信頼で買い)、
80%以上で%DがSDを上から下抜け(高信頼で売り)、

●値に対するストキャスティクスのダイバージェンス
・相場のトレンド方向とストキャスティクスの傾向が逆転していた時を、
相場の天底(大きなトレンド転換)を示す可能性が高いと捉える。

 

●ストキャスティクスの注意点
トレンドがない時に小さな波の上下を捉えるためのものなので、
あまり欲張って待っていると、利益を確定する前に
値が戻ってしまうことも出てきます。

また、多くのオシレーター系の指標で共通するのですが、
強いトレンドが出ている時は、数値が上または下に
張り付いてしまい機能しなくなる時が多いです。

ちょっとしたところですが、
この辺りは結構大事ですので、
頭の片隅に置いておいてください。

 

次回は、
「オシレーター系指標(CCI)」について
ご紹介させていただきます。

次回も宜しくおつきあい下さい。